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令和7年度 問50 建物(構造・材料)

免除科目#建物現行法対応済

正解番号

1

問題文は公式PDFでご確認ください

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この問題の結論

鋼材の性質を問う問題。鋼は炭素量が多いほど「硬く強度が大きく」なる(そのかわり伸び・粘りは低下する)ため、「炭素量が多いほど軟質で強度が小さい」とする肢1が最も不適当(=正解肢)。鋼材の長所(高強度・靭性・小断面)と短所(熱に弱い・錆びやすい)、密度が木材・コンクリートより大きいことは基本知識としてそのまま正しい。

選択肢ごとの解説

※ 問題文は転載していません。「論点」は各肢の内容の要約です。必ず公式PDFの原文とあわせてお読みください。

  • 1記述は誤り ×正解肢

    論点: 鋼は炭素を多く含むほど軟らかくなり、強度も下がるといえるか。

    不適当(=本問の正解肢)。鋼は鉄に炭素などを含む合金で、炭素量が増えるほど硬く、引張強度は大きくなる。関係が逆に書かれている。ただし炭素量が増えると伸び(延性・靭性)が小さくなり、もろく、溶接もしにくくなるため、建築構造用の鋼材には炭素量の比較的少ない鋼が使われる。「強度は上がるが粘りは下がる」というトレードオフで覚える。

  • 2記述は正しい ○

    論点: 鋼材には耐火処理や防錆処理が欠かせないといえるか。

    適当な記述。鋼材は不燃材料ではあるが高温になると急激に強度が低下する(熱に弱い)ため、耐火被覆などの耐火処理が必要。また錆びやすいため、塗装やめっきなどの防錆処理も必要となる。鉄骨造の弱点として頻出のポイント。

  • 3記述は正しい ○

    論点: 鋼材は強度と粘りに優れ、断面が小さくても大きな荷重を負担できるといえるか。

    適当な記述。鋼材は他の建築材料に比べて強度が高く、靭性(粘り強さ)にも富むため、比較的小さな断面の部材で大きな荷重に耐えることができる。この性質により、鉄骨造は大スパンの建築物や高層建築物に適している。

  • 4記述は正しい ○

    論点: 鋼の密度は木材やコンクリートよりも大きいといえるか。

    適当な記述。鋼の密度は約7.9g/cm³程度で、コンクリート(約2.3g/cm³程度)や木材(樹種によるがおおむね1g/cm³未満)に比べてはるかに大きい。単位体積当たりでは最も重い建築材料の一つだが、強度が高いため部材を細くでき、構造体全体としては軽量化できる場合もある。

間違えやすいポイント

肢1は「炭素量と強度・硬さは比例、伸び(粘り)とは反比例」という関係の後半だけを覚えていると混乱する。「炭素が多い=硬くて強いがもろい、炭素が少ない=軟らかいが粘り強い」とセットで整理すること。また肢4で「鉄骨造は軽量」というイメージから鋼の密度を小さいと誤解しやすいが、軽いのは高強度ゆえに断面を小さくできる構造全体の話であり、素材そのものの密度は大きい。

覚え方

「炭素は筋トレ:増えるほど硬く強く、でも体は硬くなる(粘りが落ちる)」

類似オリジナル問題で理解度チェック

※ 本サイトが作成したオリジナル問題です(過去問の転載ではありません)。

【オリジナル問題】建築物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 1鉄骨構造は、不燃構造であり、かつ、耐火被覆をしなくても耐火構造となる。
  2. 2常温において、鉄筋と普通コンクリートの熱膨張率はほぼ等しい。
  3. 3コンクリートは圧縮に強く引張りに弱いため、鉄筋コンクリート構造では引張力を主に鉄筋が負担する。
  4. 4木材は、含水率が小さい(乾燥している)状態の方が強度が大きい。

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